<日経実力病院調査>
胃がん治療の実力病院
(2012年~2013年の全症例数が200人以上で生存率係数が104以上)
山形県立中央病院 110.7
東北労災病院 109.9
山形県立中央病院 110.7
総合南東北病院 104.3
(2021年9月28日 日本経済新聞より)
胃がんは年に約12万人6千人が新たに診断され大腸がんに次いで多い。
調査で治療成績が高い病院では外科手術で切除する部分を最小限とし患者の体力低下を
防止することと同時に術後の抗がん剤治療を継続させる取り組みで生存率を高めている。
胃がんの進行度は①がんの深さ②リンパ節への転移③離れた臓器の転移の①から③で判断でする。検診で早期に発見できれば口から挿入する内視鏡で切除できるが、内視鏡治療の対象外で他の臓器に転移している可能性が低い1~3期の患者は外科手術による胃切除が選択肢となるが、生存率が日本国内第1位のがん研有明病院(生存率121.2)では「可能な限り残せる胃は残す」ことを大きな目標としているという。
東北にも生存率係数が高い病院が4か所あるが、どの病院を選んで治療をするかでその後の将来が変わるとすれば慎重に選択しなければならない。
保険部 赤井てるみ