「保険は万が一の時のために!」とは、私が言うまでもなく皆さんに認識されている事です。実際は、保険に加入されている方の大半は、事故にも遭わず、入院などもせずに無事にお過ごしになります。つまりは、確率は低いけれど、「万が一」の不安を解消するのが保険の役割ということです。人生は何が起こるか分からないですから・・・。しかし、人生において、唯一、確定されている事があります。
それは、「誰でもいつかは必ず亡くなる」ということです。
「そんなの当たり前だべ!」と突っ込まれそうですが(笑)、不思議なことに保険相談を受けていますと、この当たり前に起きる事に対して、しっかりと備えている方がほとんどいません。例えば、終身で続く死亡保障がゼロだったり極端に少額だったり・・・。「保険が無くても預貯金を遺すよ」というお考えもあります。否定はしませんが、その預貯金は、誰が相続するものなのかを決めた上で「形」にしていなければ、遺産分割の話合いが決まるまでは使う事が出来ません。
そんな中で葬儀費は誰が支払いますか?
借金返済は誰がしますか?
家は誰が守りますか?
終身保険は、万が一ではなく、確実に支払われる「万が万の為の保険」です。更に、指定した受取人に決めた遺産を支払うという「遺言」の役割もなします。必ず支払われる保険ですので、多くの保険会社が販売に消極的ですが、上手く利用すべき保険でしょう。