人としての礎

ピカソの描いた絵を想像すると皆さんはどんな絵を思い浮かべますか?
独創的な画風で有名なピカソですが、実は初めからあのような表現方法を用いていたわけではなく、若い頃は基本に忠実な写実的なデッサンを数多く残しているそうです。基本のデッサンを極めたからこそ、あの独創的な表現に行き着いたというわけです。

アインシュタインは、ニュートン力学という礎があってこそ、それを超える理論を打ち出すことができました。

大リーガーのイチロー選手は、バントなどの基礎練習を他の人の何倍も行ったそうです。

基礎の土台がしっかりできていなければ、既成の枠をはみ出すことはできないのかもしれません。

「できることをやり尽くしていない人は、それ以上のことなどなしえない」と、ある本に書かれていました。ノーベル賞を受賞される方やオリンピック選手も毎日コツコツと研究や練習を重ねてこその栄光なのだと思います。

学校で習う勉強も小学生から基礎を学び、中学、高校、大学と応用に進んでいきます。学業だけでなく、人間として生きていく能力も同じですね・・

仕事も日々の生活も基礎を大切にして生きる力を育てていきたいと思います。

保険部 赤井てるみ