全員集合!

志村けんさん…とても残念です。

ものごころついた頃には既に「8時だよ全員集合」は始まっていました。
いつの間にか観ていた、そんな記憶です。
毎日8時に寝せられていたのですが、全員集合の時は特別に9時まで起きていられました。

あっという間にセットが変わり、濡れた床がキレイになっていたり、着替えていたり…
毎回いつの間にと驚いていました。舞台やライブに行くようになったのは、その時の記憶があったからかもしれません。
友達とひげダンスを真似て、口に咥えた紙袋でピンポン玉を取る練習をしたり、今、早口言葉を言おうとしたら、あのバックミュージックが頭の中に流れます。
「志村けん」という存在になんとワクワクしていたのだろう!と改めて驚きます。

志村さんは、子どもからお年寄りまで分かりやすい笑いを常に考えていたそうです。
優しい人ですね…
芸のために寝る前は映画や本など、必ず吸収してから休む。
真面目な人ですね…

自分の年齢を1日24時間に換算して人生の何時に当たるのか考えていたそうです。
『実際の年齢と人生の年齢』その2つの時間を同時に生き、『素・キャラクター・芸人』としての3つの自分を行き来する。
私は、自分が思う自分と、人から思われている自分の差によく悩んでしまうのに。
志村さんは毎日どんな気持ちだったのでしょうか。
強い人ですね…

特番がたくさん組まれ、懐かしい場面に多くの人がタイムスリップすることでしょう。
当時の様に、1つのテレビの前にみんなが集まって鑑賞したいです。
私もその時間を楽しみ、志村さんの思いを想像し、私の現在の年齢と人生の年齢と子どもの頃の時間を行き来したいと思います。

オフィスリーダー 熊谷達子