「花を育てるためには、花ではなく土に水をやる」
樋野興夫著~今日という日の花を摘む~より
私の息子は今年23歳と20歳になります。私は子育てにおいて丁寧に毎日水をあげることができていたのだろうか・・・と時々心配になります。花を育てるためには栄養のある土と水が必要ですが、ここでいう土とは家庭そのものであり、水は親である私が生きていくための知恵や考え方をどれだけ伝え、教えてきたかということになるのではないかと思います。集団生活で学校から学ぶことも多いですが、やはり基礎となる人間の軸は家族から学ぶことが殆どではないでしょうか。もっと時間をとって教えるべきだったと、今更ながら後悔することが度々あります。大きくなると改めて教えるのも照れくさいですが、大切なことは何か母親として考えることを伝えていこうと思います。そのなかで、不測の事態が起きた時には、自分で判断できる力を少しづつ備えてくれたら私は幸せです。子から子へ、子供がいつか親になり、大切な考え方が伝わっていくよう教えていきます。自分の土も良い土壌となるように努力し、いつか素晴らしく綺麗な花が咲くようにがんばります!!
保険部 赤井てるみ