奇跡の塾

兵庫県に「奇跡の塾」といわれる進学塾があります。尼崎を拠点として伊丹市、西宮市、池田市など大阪府との県境地域に展開するその塾の名は「木村塾」。小学生から中学、高校と教室数は31あり、約7千人の生徒を擁するこの塾ですが、何が優れているのかというと、勉強が嫌いな子や苦手な子を伸ばすのが得意ということです。この「木村塾」に入塾する生徒たちの成績は、真ん中かそれより下の子が8割も占めているにもかかわらず、その地区のトップ校である尼崎稲園高校の合格者の二人に一人は今や「木村塾」出身者だそうです。

大学では、東大合格圏内の偏差値67~72とされますが、入塾時に偏差値40台だった生徒が毎年高い確率で合格しているといいます。いったいこの塾ではどんな特訓をしているのでしょう・・・

人のために頑張ると信じられない力がでる

勉強だけを教えるのではなく、『生き方を教える』

 

木村塾の「人生の勝利方程式七か条

第一条 自分から挨拶する

第二条 マイナス発言は口にしない

第三条 「お願いします」の気持ちで取り組む

第四条 自分の能力・可能性に限界ラインを引かない

第五条 高い目標を掲げ、地道な努力をやめない

第六条 全てのことに感謝の心を持つ

第七条 他人を喜ばせる、幸せにすることが自分の幸せだと考える

 

特に重視しているのは第七条の「利他の心」で人の役に立ちたいという心のこと。

人のために頑張ろうとすると、人間は信じられない力がでると木村塾代表の木村吉宏さんは話されています。その力は人生のあらゆる場面で役立つものとなり、これを身に付けてもらうのが「木村塾」の目的だそうです。塾ではホームルームもあり、講師は常に「人の役に立つ」とはどういうことかを教え、考えさせながら生徒たちに接しているそうです。

社会にでると人間としての考え方や生き方がとても重要になります。仕事に対する向き合い方、職場やお客様などを通しての人間関係、脳より心を豊かに鍛えることが生きていく上で大切な要素だと思います。

私の息子たちにもこの七か条を伝えよう・・

 

保険部 赤井てるみ