想いをしたためる

日本語には『したためる』という趣のある素敵な言葉があります。
漢字では「認める」と書きます。

日本語語源辞典によれば、「親しむ」と「認める」とは同縁の字で、調=物ごとのつり合いが取れて具合が良いことを表し、二者が親和関係であることから認を調に通じて使用するそうです。何やら難しいですが(笑)
「認」・「親」・「調」これが基になっているようです。

息子が高校を卒業し、この春、大学生になります。
行き先が決まってからはホッとしたのでしょう。
たくさん笑顔を見せるようになり、最近は大学生になってからやってみたいことなどを話してくれます。

卒業式の朝、早起きして、静寂に浸りながら手紙を書きました。学校からの依頼でもあったのですが、個人的に書こうとも思っていました。

はなむけの言葉から始まり、以前と今の私の仕事に対する想いや生き方について(⇒徳を積む)、最後は、息子が生きていてくれることに感謝していると伝えました。
息子は卒園の月の2日からインフルエンザ脳症で生死を彷徨いましたが、後遺症もなく生還しました。目覚めたあの朝を忘れたことがありません。

—その命を大切に生きて欲しい―

息子は手紙については触れませんが、何かを感じてくれれば嬉しいですね。

携帯電話やパソコンで気軽に伝えることも良いと思いますが、やはり紙で伝えるのは素敵だと思いました。文字のインクに書き手の想いが言霊となって留まるような気がしたからです。

みなさんも、是非、大切な人に想いを認めてみてください。

 

オフィスリーダー 熊谷達子