小さくても重要なサイン

タレントの堀ちえみさんが口腔癌だと知りとても驚きました。
口内炎かな?と思っている内にステージ4にまでなってしまっていたとのこと。

口腔癌(舌癌)は早期発見しにくいガンのひとつです。

実は、私の叔母も舌癌で亡くなっています。
叔母と言っても、亡くなった時の年齢が7歳なのでもちろん会ったことはないのですが、最初はやはり口内炎かな?と思っていたそうです。

父は、年の離れた大切な妹が母親の腕の中で亡くなっていく場面がトラウマになったのでしょう。私に口内炎が出来ると、電気の下で私の口の中を執拗に診ていました。幼い私にとってはその時の父親が怖いと感じるほどで、私もガンの中でも特に舌癌には神経質になりました。

推測ですが、タレント業や母親として時間に追われ、ガン健診を受ける機会がなかったのではないでしょうか?

以前、私はブログで乳ガンについて書きました。仕事と家事の両立で忙しかったり、子どものスポ少の送迎、受験生がいたら心配するから終わるまで待とうと先延ばし、介護があるからと自分のことを後回し。
日本人女性は相手を優先し、自分の事を後回しにする人がとても多いと書きました。⇒ワタシの代わりはいないから

もしも…と、検診の際は私も緊張します。
堀さんは子供たちにきちんと伝えたことで最後まであきらめず治療することを決意したそうです。母親は強いですね。

ガン健診や治療が進んでも、まだまだ万能薬と言えるものははありません。
自分の健康について後回しにすることは家族のためにはなりません。
「口内炎」は小さいから大したことがないという概念は間違いです。身体に異常があるから現れるのですから。むしろ、見える形で私たちに身体が知らせてくれているのです。

 

誰もが、誰かのために生きています。

 

定期的に検診を受けましょう。

 

 

オフィスリーダー 熊谷達子