背筋ピン!

スタッフが自分の3年前の写真を見て「若い!」と驚いていました。
写真の彼女はあどけなさが残り、今は大人っぽくなって、また違った若さが魅力です。
私が20代の頃、年配の方に「若いってだけで武器。アクセサリーなんて付けなくても持っているもので輝いてるんだんねー」と言われました。40歳を過ぎた現在、とても納得します(笑)

「若い」って何でしょうか?
見た目や考え方、どこをどのように見るか、感じるか。人によって印象が変わります。
「人生100年」と言われるこの頃、雑誌の見出しの大きさからもアンチエイジングに興味を持つ人が多いことが分かります。

アンチエイジング法は様々ですが、私が一番大切だと思うのは『背筋を伸ばす』こと。
大学生の頃、バイト先のコンビニに、腰に手を当て背中は丸く杖をついたおばあさんがご飯を買いに来ていました。
その方は目線の棚にご飯が無いと杖を使わずグーッと直立するのです。初めて見た時の衝撃は忘れられません。レジから見える姿は後ろ姿なのに20才も若返ったように思えたのです。

ニュージーランドのオークランド大学研究チームは、軽度~中度のうつの方61名の被験者を対象に実験を行いました。
半分のグループはいつもの通り猫背のまま座って作業。もう半分のグループは背筋を伸ばして作業。
患っている被験者にとってはどちらもストレスがかかる事です。
結果は、背筋を伸ばしたグループはヤル気や注意力が増し、恐れが減り、ストレスがたまる作業でも自尊心が高まった自己紹介などのスピーチがとても上手になったそうです。

「背筋が伸び身の引き締まる思い」「背筋が凍った」と使うことからも、背筋とキモチは連動してるのだと思います。
若さは時間の経過で失われていくものですが、「若々しさ」は自助努力でキープし、またそれをアップさせられるのではないでしょうか。
その第一歩として意識して背筋を伸ばす。たったそれだけで、人生がいきいきしていくなんて素敵だと思いませんか?

 

オフィスリーダー 熊谷達子