徳を積む

小さい頃、両親とお経を唱えるのが好きで、字が読めるようになると、カナが振ってあるお経本を買ってもらいました。

小学校低学年の時でしょうか、父が言いました。
「達子、徳を積みなさい。徳を積むと達子の子どもや孫や子孫に良いことがあるんだよ」
その言葉がとても大事なことのような気がしてそれからずっと頭にあります。

<仏教や他の宗教から考える>
徳を積む⇒成仏できる⇒良い来世
タイなど仏教を重んじる人たちは輪廻転生をとても気にしています。

<体験から考える>
ピンチの時、なぜか上手く行った・・・そんなことを感じたことありませんか?
私はそれを、ご先祖様が溜めてくださった「徳」を貯蓄を崩すようにして分けていただいたので、私はそれを増やしてお返ししようと考えています。

<父の教えから考える>
自分のために徳を積むなら、それはただの欲。
でも、子孫や目に見えないものを敬い、誰かのために身を挺して役に立とうとする。
誰かが笑顔になれば結果的に自分が幸せ。

『徳』の行人偏は十字路を意味し、つくりは上にまじないの十をつけた目と心臓だそうです。
「まっすぐな心で人生を歩む」ことを表しているそうです。

特別善いことをしなくてはいけないわけではないのですね。
ただただ、自分の人生を大切にする。それは人をそして自分を大切にすることです。

『徳を積む』

以前ブログで載せた私が考える終活の意味にも繋がる気がします。⇒私が考える終活

 

オフィスリーダー 熊谷達子