スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』。
1996年に出版されて以来、世界で3,000万部、日本国内でも180万部(2013年10月時点)と、ビジネス書では史上最高の売上を記録した名著ですよね。
私たちは、社会の中つまり人と人のつながりの中で生きています。良くも悪くもそうした様々な人間関係を抱えながら、仕事やプライベートを過ごしているわけです。
コヴィー博士は、人間関係の原則は「信頼」であるといい、それを銀行口座に例えています。
あなたの【信頼口座】の残高(=信頼残高)はいくらありますか?
下記のことができていれば、信頼預金はたまっていきますし、できていなければ信頼預金は減っていくことになります。もう一度、日々の自分自身の行動を振り返る視点のひとつに^^
- 相手を理解する
ある人にとっては一大事でも、他人にとっては些細なことというケースもよくあります。本当の預け入れをするためには、相手のことを大切に思うのであれば、相手にとって大切なことを、自分も大切に思う必要があります。
- 小さなことを大切にする
親切、礼儀、尊敬を表すことは大切なこと。「席を譲る」「先にドアを開ける」「自分から先によける」「目が合ったら微笑む」「ていねいに挨拶する」「きちんとお礼を述べる」「飲み物を渡してあげる」……私たちの生活や仕事において、小さな親切をするチャンスはいくらでもあります。
- 約束を守る
- 期待を明確にする
人間関係におけるほとんどの問題は、役割と目標を取り巻く曖昧な期待、期待するイメージのスレに原因があります。誰が、いつ、どこで、どんな仕事を、どのように、どこまで、誰とやるのか、といった期待像が不明なばかりに、後で誤解を生むことになってしまうのです。
- 誠意をもって謝ること
自分の過ちに気づいたとき、直ちに心から謝ることは、人格のパワーを必要とする行為です。隠さず、ごまかさず、素直に自分の過失を認め、謝ることができる誠実な人に、相手は信頼を寄せます。
コヴィー博士は、「自分-相手」について説いておられますが、自分自身への信頼「自分-自分」の関係にも同じことが言えると思います。相手にも自分にも誠実に、思いやりをもって毎日を過ごしていきたいです。
研修・コンサルティング事業部