時を味方に

職場の日めくりカレンダーには、日付の下に格言が載っています。
今日9月27日の言葉は『時はよく用いるものには親切である』
ドイツの哲学者 ショーペンハウアーの言葉です。

「忙しくて時間がない」         
「忙しくてなんにもできない」
よく耳にします。

子どもが小さいから。
仕事が忙しいから。
やることがいっぱいだから。

全部本当だと思います。

私も働かなかったのは出産前後だけです。
朝起きると、主人のためにお風呂の準備をしながらお弁当を作り、洗濯をして朝食、子どもと私の身支度、保育園に送ってフルで仕事。
夕方は迎えに行った帰りに買い物をして、夕食を作り子どもと入浴。絵本を読みながら寝せるとアイロンをかけ主人の夕食と片付け。
週末は祖母の介護や子どもをイベントに連れて行ったり、買い出しをしたり常備菜を作ったり。
思い出すと、どうやっていたのかなぁと笑ってしまいます。
今より17年も前なので体力があったのは間違いありませんが(笑)

それでも、「忙しくてなんにもできない」と思ったことはありませんでした。

『両手で本を持ち活字を目で追い本の世界に入る』

本を読むという一つのことに集中できる時間は至福の時でした。それがたった30分だったとしても。

手がかかって大変な子育ての時間が永遠に続くように感じた時もありましたが、実際は少しの期間だったと今になって感じます。
忙しい時は「心が亡くなりそう」になります。
段取りをとって「忙しい」を「充実している」に変換してみましょう!
きっと、時が親切にしてくれます。

子どもが大きくなったら…
定時で帰宅できるようになったら…
「やりたいこと」がいっぱいだ♫

 

オフィスリーダー 熊谷達子