「最善の選択」

 

「あのときこうすればよかった」と

後悔をすることは誰でも一度はあるかと思います。

私は子供のころから、

よく過去を振り返ってくよくよする性格でしたので、

山のように後悔体験をしました(笑)

 

―人は、そのときの「最善の選択」をする。―

 

私がNLP(神経言語プログラミング)で、

脳科学や心理学を学び始めたころに、この考えを知りました。

聞いた当初は意味がよくわからなかったのですが、

この考えのおかげで過去を否定することが殆どなくなりました。

 

たとえば21歳で就職活動をし、

A社とB社から内定をもらっていて、

迷った末にA社を選択したとします。

 

35歳になって、仕事に不満を感じ、

「あのときB社にすればよかった。」と

過去の選択を後悔したとします。

 

そして、仮にタイムスリップができたとして、

21歳のときに戻る。

すると見た目だけでなく、意識も考えも21歳にもどります。

意識も考えも21歳の自分はやっぱりA社を選択する。

 

「あのときこうすれば」と考えているのは、

そのときより14年分多くの体験をした35歳の自分であり、

21歳の自分ではない。

 

つまり、そのときは、その選択しかしようがなかった

ということなんですよね。

 

そう思えると、後悔は少なくなるかもしれません。

 ―人は、そのときの「最善の選択」をする。―

そして、それは、過去のことだけでなくこれからのことも。

常に最善。過去も現状も未来も!

今までもこれからも間違いじゃないという事ですねえ。

 

長谷川 健