先日7月18日、日野原重明先生がお亡くなりになられました。
享年105歳でした。
聖路加国際病院名誉院長を務められ、成人病を生活習慣病という
呼称に変更する契機をつくられた方でもあります。
そのおかげで、わたしたち国民は自分の血圧や体重を意識しはじめ、
「予防」のためにと食事に気をつかったり、適度な運動を生活の中に取り入れたりと
これまでの生活習慣を改める人が多く出てきましたよね。
日野原先生は、100歳を超えてもなお終末期の患者さんの回診をされ、
また各地で講演も行っていました。
3年先までスケジュールがあったといいます。
そのような折、メディアによって日野原先生の悲報が全国に届けられました。
各テレビ局では日野原先生の「生き方」について取り上げていました。
その中で、日野原先生がおっしゃっていた
「長寿の秘訣は〝2つのV〟」について紹介したいと思います。
1つ目のVは「Vision(目標)」です。
そしてもうひとつのVは「Venture(冒険)」だといいます。
日野原先生は、
90歳:葉っぱのフレディの舞台脚本を書かれ、
91歳:俳句を始める
99歳:ストレッチ・筋トレを始める
100歳:フェイスブックを始める など
1年に1つ新しいことをする!と決めていたそうです。
毎日、毎年、上記のようなことにチャレンジしていたのでしょう。
冒険とは「険(けわ)しきを冒(おか)す」と書くように、
非日常的なところへ、あえて自分を投げ入れる。
そこで今までにない感動や発見を得る。
日野原先生はそうした冒険を心から楽しんでいた方だったのではないでしょうか。
多くの人は、無難な道をいこうとします。
多くの人は、失敗を恐れ、変化を恐れます。
しかし、どんな物語も紆余曲折があるからこそ、
人を魅了するのではないかと思うのです。
そうしたジェットコースターのような人生を楽しめる人を見て
周りの人はこう思うはずです。
今度はどんなことをするのだろうか、
その挑戦している姿を見ていると何だか勇気をもらえる、
不思議と応援したくなる、
そのような人物が日野原先生だったように思います。
私も日々「冒険」し、
その経過を心から楽しみ、
ジェットコースターに乗り続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください^^
研修・コンサルティング事業部