ねんきんと向き合う

「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになりました。

先般の「老後2000万円不足問題」について議論になっていますが、皆さんはどうお考えになりましたか?

厚生労働省は80年代生まれ女性の5人に1人は100歳まで長生きするとの推計を出しており、改めて年金に対する不安が浮き彫りになってきました。年金の制度ができた時とは環境が変化し、長寿社会により年金を受け取る人も増え受給期間も長くなっています。

日本では社会保障について学ぶ機会が少なく、年金のしくみもよく理解されていないように思います。公民の授業で学習したとはいえ、年金は将来にわたる自分の積立であるという認識をしている若者も多いでしょう。私は義務教育の段階から年金制度も含め社会保障制度について学ぶ機会を増やすべきだと感じています。考える力を養いながら、各々が自分の将来と向き合い対処することで幸せな老後に一歩ずつ進むことができるのではないでしょうか。これからは様々な場面で自助努力が必要な時代になっていきそうです。

 

保険部
赤井 てるみ