ひとごろしの機械

皆さんが題名の言葉を聞いて思い浮かべるのはなんでしょうか?

ぱっと出てくるのはミサイルや銃器のような兵器類でしょうかね。

私の場合これに車を含めます。

以前私は運送業に勤めていた時期がありました。その時にあった研修で講師で開口一番の言葉が

「私たちはひとごろしの機械に乗って仕事をしている」

でした。

最初はそんな大げさなと思いました。

しかし

時速100キロ近い速度で走る重さ数百キロから数千キロ超の鉄のかたまり

こう考えると納得できます。

実際のところ、日本では年間4千人前後の方が交通事故により命を落としています。

病気を除けば日本人の死因の第一位です。

これはひとごろしの機械といわれても仕方ない。

ただ、それを言ってしまったら包丁やかなづちをはじめ人を傷つけられるものは全部ひとごろしの道具になってしまうだろうと思われるかもしれませんね。

総じて言えることは、そう思われるか思われないかはそれぞれを使う人次第ということです。

最近のニュースを見るとそれを理解していないおばかさんが多いように思います。

6月の東名高速での事故や京都でのひき逃げ事故などは記憶に新しいですね。

以前書いた「償い」のゆうちゃんのように、起こしたくて事故を起こした人はいないでしょう。

しかし、事故が起こってもおかしくない運転をしている人がいるのも確かです。

車を運転する人は被害者にも加害者にもなります。どちらになるかは運転する人次第です。

だからこそ、私は運転するとき、あたまの隅にこの言葉を置いています。

 

私は今、ひとをころせる機械を運転している。

 

保険部 遠藤泰隆