いのちと向き合う時間

8月の祝日といえば、今週11日「山の日」です!!

この日は、昨年(2016)に

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」

として国民の祝日に制定されたばかりです。

 

同年の10月にお亡くなりになられましたが

福島県三春町出身の田部井淳子さん(享年77歳)という

名登山家がいらっしゃいました。

私が生まれた年の1992年には、女性登山家で世界で初めて、

七大陸最高峰(エベレスト・キリマンジャロ・エルブルス山・

デナリ・アコンカグア・コジオスコ・ヴィンソン・マシフ)

への登頂を果たされました。

 

田部井さんはこれまでの登山経験の中で、

死を覚悟したことが3度(いずれも雪崩)あったそうです。

常に隣りにある死と向き合いながら山を登り続けた田部井さん。

そんな彼女を2002年に乳がんが襲いかかりました。

早期発見だったため転移もなく完治。

しかしその後2012年には、腹膜にがんが見つかったのです。

 

「余命三か月」、そう宣告を受けたそうです。

 

そのとき、田部井さんは

「山の感動を生きている限り味わいたい」と語ったと言います。

 

実際に田部井さんの海外での登山数は、

乳がん告知前の59歳までに約85回

そして60歳から77歳までの17年で約85回だそうです。

60歳からが現役!と言わんばかりの数ですよね。

 

いのちの時間というのは有限ではありますが、

その期限がいつなのかは誰にもわかりません。

 

しかし「いのちの使い方」というのは自分で選択することができるんだ

ということを田部井さんの生き方から教えていただきました。

 

いのちと向き合う時間を大切に過ごしていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

 

研修・コンサルティング事業部